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2021.04.28

霊の書

今回は心霊関係の本の紹介です。

最近知り合ったとあるサイキックボヂィーワーカーの施術を受け、
その後勧められたのが、アラン・カーデックの書いた、「霊の書」でした。

人間が生きる間に霊や神、魂とどうかかわるか、
死の恐怖についてなどが実に分かりやすく書かれています。
内容は、シルバー・バーチ、ホワイトイーグルなどといった有名な著者に共通している部分も多々あり、
知っている内容ではあるものの、真に迫るものがありました。


人間の魂と肉体の結びつきは、受胎の時から始まり、胎内期を経て、誕生に至るまで安定しない。
そして誕生の瞬間が、魂が最も勇気を出さなければならないときであると、著者は言います。
誕生の瞬間は死の恐怖と同じく大きな試練なのです。
誕生や死の恐怖は、魂の行いによって人それぞれであるとはいえ、やはり大きな試練です。

それは、霊界から肉体に結びつくための危険な航海のようなものである、と著者は述べています。
魂は、自らの意思で肉体を選び、その誕生は、越えなければならない最初の試練なのです。

その試練は死の恐怖にも同等であるといっています。死に際に感じる恐怖、生きている時の行為如何により
肉体を離れても長く彷徨う魂の存在、様々な現世への未練、いわゆる成仏できない仏など実に様々な
問題が起こるのが死に際なのであります。

死に関するテーマのセラピー技術も存在しますが、、私はそれと同程度の重要性のある胎内期ー魂が肉体に入って来る前の嵐の海に乗り出す小船のような切迫した恐怖、肉体と魂が離れ離れになる危険のある不安定な状態であるー受胎期のトラウマを治療するプリネータルは、30年ほどやっています。

この本を読んで、プリネータルを終えた子供たちがどうしてあんなにも立派で素直に育つのかがわかったような気がしました。
プリネータルによって、母親の胎内にいた時のトラウマだけではなく、魂の航海の記憶、
誕生にあたって直面しなければならない魂の原初の恐怖というトラウマとも向き合っていたのですね。
生まれてきた子供は一生原初の恐怖の影響をうけます。それが解消された姿があの晴れ晴れした顔なのですね。

アラン・カーデック
フランスの科学者。「霊の書」は、友人の娘を霊媒として書かれた本で、1856年出版以来多くの人に読まれてきた三部作。